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【世界遺産】高野山 金剛峯寺 見どころ 拝観料 駐車場 高野山の中心寺院

高野山 金剛峯寺 入り口

高野山の中核を担う金剛峰寺

和歌山県高野町にある高野山真言宗の総本山の寺院「金剛峯寺」に行ってきましたので紹介させていただきます。読み方は「こんごうぶじ」です。高野山は2004年7月に「紀伊山地の霊場と参詣道」として、ユネスコの世界文化遺産に登録され、近年ではインバウンド人気もあり、日本国内はもとより世界各国の観光客も数多く訪れています。

金剛峯寺を高野山に建てた人は空海(弘法大師、お大師様)です。 816年から建立がはじまり、落雷による火災で建物が焼失しながらも、平清盛・北条政子・豊臣秀吉といったたくさんの人物が建立に協力したといわれています。

名前は空海が「金剛峯楼閣一切瑜伽瑜祇経(こんごうぶろうかくいっさいゆがゆぎきょう)」というお経から名付けたと言われています。高野山全体の宗務を司る場所であり、高野山真言宗の管長(最高職)の住まいでもあります。

金剛峯寺 正門 写真

金剛峯寺はどこにある?という方もおられると思いますが、「総本山金剛峯寺」と言う場合は高野山全体のことを指します。この記事ではその中の「金剛峯寺」という高野山の中心的寺院について紹介していきます。

高野山 金剛峯寺 本堂

上の写真は大主殿(本坊)になります。2024年1月19日、金剛峯寺本坊が正式に重要文化財に指定されました。囲いがされた入り口があるのがお分かりいただけると思います。ここは金剛峯寺の表玄関とされるところで大玄関といわれます。この門も、入り口の正門と同じく天皇、皇族や高野山重職だけが出入りすることができたと言われています。大玄関の横にはもう一つ玄関があり、小玄関と呼ばれ、高野山では上綱(じょうこう)職の方々が使用されます。

拝観料

金剛峯寺の拝観料は以下のとおりです。

  対象者 拝観料金 時間 備考
金剛峯寺  中学生以上  1,000円  8:30~17:00 
(受付16:30迄)
未就学児無料
小学生 300円

※団体割引:20名以上・・・1割引  50名以上・・・2割引  100名以上・・・3割引

見どころのポイント

金剛峰寺の見どころは、なんといっても多くの文化財です。拝観料を支払うと、主殿等の建物内部や庭園の見学ができます。金剛峰寺は重要な儀式や皇族の応接に使用されてきた場所であり、貴重な襖絵や建築は圧巻です。

また、見学の際には、新別殿においてお茶とお菓子がふるまわれるので、一息つくのもおすすめです。特に見どころとなる場所を紹介していきます。

大主殿

東西に60m、南北に70mの大きな建物で、金剛峰寺の中心にあります。弘法大師が祀られている持仏間(じぶつま)、重要な儀式や法要が執り行われる大広間、皇族の謁見等に用いられた上段の間などがあり、高名な画伯の筆による見事な襖絵を多数見ることができます。

屋根は檜皮葺(ひわだぶき)といい、幾重にも重ねられた檜の皮でできています。この工法はユネスコ無形文化財にも登録された珍しいのもです。火災が発生すれば延焼しやすいため、防火用に屋根の上には天水桶が置かれ雨水が溜められています。過去には幾度も焼失しており、現在の建物は文久3年(1863)に再建されました。

台所

主殿内、東側に位置します。江戸期以降、大勢の僧侶の食事を賄ってきました。煤で真っ黒になった柱や梁に歴史を感じます。高野槇の水槽、天井から吊られた食品保存台、大釜などが見られます。

三つ並んだ大釜は、一つで約98㎏、三つで一度に2000人分のご飯を炊いていました。釜の正面には台所の神様である三宝荒神が祀られています。

新別殿

赤い毛氈の敷かれた開放的な広間です。お茶とお菓子(拝観料に含まれる)をいただいて、休憩することができます。お坊さんによる法話(仏教にまつわるありがたいお話)も随時行われています。

蟠龍庭ばんりゅうてい

2,340㎡の広さを誇る、国内最大級の石庭。砂は雲海、岩は龍に見立てられています。中央にある奥殿は貴賓室となっており、それを守るように雌雄の龍が配置されています。

高野山 金剛峯寺 蟠龍庭

体験

写経、阿字観、授戒などの高野山ならではの修行体験ができます。阿字観は、真言宗における呼吸法、瞑想法です。先に紹介した、蟠龍庭の中の阿字観道場が会場となります。金剛峰寺の清らかな空気の中での瞑想体験は、心身ともに洗われたような心地になれます。初めてでも丁寧にご指導いただけるので、どなたでも参加することが可能です。

日程 2024年4月20日(土)から11月18日(月)
時間(1日4回) 9:00 ・11:00 ・13:30 ・15:30
所要時間・定員 約1時間 各回定員14名
料金 1,000円(対象年齢は小学生以上)

拝観窓口にて、阿字観参加費用を支払います。

※金剛峯寺の行事等により開催を見合わせる場合や時間等を変更される場合があります。

受付方法

  1. 金剛峯寺別殿販売所にて直接受付
  2. 高野山宿坊協会中央案内所・一之橋案内所・中之橋案内所に設置しているタブレット端末並びにこちら(有限会社高野山参詣講の体験予約サイト)にて予約受付可能です(人数限定・カード決済)
  • ※2の予約受付については宿坊協会〔電話0736-56-2616〕にお問い合わせください
  • ※金剛峯寺HPでは予約は出来ません。

開催日は公式HPを参照 https://www.koyasan.or.jp/experience/

ライブカメラ

金剛峯寺の壇上伽藍にはテレビ和歌山のライブカメラが設置されています。ライトアップの模様や秋の紅葉、冬の雪景色など四季の移り変わりの様子がわかります。

駐車場

金剛峯寺には常時開放されている無料「金剛峯寺前駐車場」があります。こちらには乗用車は39台停めることができます。こちらが満車の場合は金剛峰寺第二駐車場が徒歩3分ほどのところにあり、そちらには72台が停められるようになっています。 

アクセス

車でのアクセスの場合は京阪奈道のかつらぎ西ICから約35分です。電車の場合は南海高野線の高野山駅から南海りんかんバスに乗り高野山金剛峯寺前から徒歩約1分ほどになります。

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詳細情報

名称 高野山 金剛峯寺(こんごうぶじ)
Name Koyasan Kongobuji
住所 〒648-0211 和歌山県伊都郡高野町高野山132
Adress 132, Koyasan, Koya-cho, Ito-gun, Wakayama 648-0211, Japan
電話番号 0736-56-2011
定休日 なし
拝観時間 8:30~17:00 (受付16:30まで)
拝観料金 ■中学生以上:1,000円
■小学生:300円
■未就学児無料

■共通内拝券 中学生以上:2,500円(金剛峰寺、金堂、根本大塔、徳川家霊台、授戒料の5か所を拝観可能)

ホームページ 公式ホームページ
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駐車場 金剛峰寺前駐車場:39台
金剛峰寺第二駐車場:72台
交通アクセス ■車
京奈和自動車道 かつらぎ西ICから車で約35分

■電車
南海電車 高野山駅から南海りんかんバス「金剛峰寺前」バス停下車

備考  

※上記内容は訪問時の情報になります。変更になっている場合がありますので、電話、HP等で確認してください。

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